夢の旅12(夢56~夢65)

夢の旅12(夢56~夢65)

<夢56>「グロテスクなものを見る夢」(11月11日)
<夢57>「女性友達の夫を見る夢」(11月12日)
<夢58>「電車を降りる夢」(11月13日)
<夢59>「敵軍に捕まる夢」(11月15日)
<夢60>「男性が行ってしまう夢」(11月24日)
<夢61>「カードゲームと僧侶の夢」(12月1日)
<夢62>「火事と家族の夢」(12月6日)
<夢63>「子供たちをかばう夢」(12月7日)
<夢64>「話しかけてきた女の子の夢」(12月9日)
<夢65>「Aさんと話す夢」(12月19日)








<夢56>「グロテスクなものを見る夢」(11月11日)
 町を歩いている。もしくは自転車に乗っていたのかもしれない。一軒の古本屋が目に留まったので、そこに入る。店頭にライヒの本が置いてあるのを発見して、思わず手に取る。しかし、その内容はグロテスクなものだった。例えば、映画に現れたグロテスクな場面の特集などがあって、私はとても見ていられなかった。

(連想と感想)
 ライヒというのは、フロイトの弟子で、性格分析の技法を確立し、後にはオルゴン療法を提唱して、かなり異端視されている人である。マッド・サイエンティストのように捉えられることもあるが、私はある部分ではライヒをすごく尊敬している。後にはかなりいかがわしい方向へ向かったとは言え、やはり、ライヒにはどこか天才的なところがあるなと私は思うのだ。後にオルゴン療法は根拠がないと証明されてしまい、ライヒは表舞台から姿を消すことになるのだが、神経症治療にかける情熱には異常なものさえ僕は感じるのだ。そういうライヒの姿に、私は共感できる自分を発見しているのだ。
 ライヒに関する記述が長くなったが、夢ではライヒの本にグロテスクなものが満ちているということになっている。そして私はこのグロテスクなものを見るに耐えられなかったということになっている。このグロテスクなものというのは、ライヒの中に私が感じている狂気とか異常性とかいう部分かもしれない。
 今の私はそういうグロテスクなものから目を背けたくなっているのかもしれない。このグロテスクなものというのは、夢ではライヒの本の中にあるものとなっているのだが、私の中にも同じものがあるのかもしれない。部分的にであれ、私が尊敬しており、共鳴しているライヒの中にそれを見出したという点で、そのグロテスクなものが私と無関係なものであるとは思えないのだ。
 見たくないとは思っているのだけど、そのグロテスクなもの、私の中にあるグロテスクなものに目を向ける必要があるのかもしれない。夢はそれを示してくれているのかもしれない。







<夢57>「女性友達の夫を見る夢」(11月12日)
 以前のクライアントであるOさんとばったり出会った。しばらく彼と話をしている。彼はこの近くで就職したらしい。私は良かったと思う。
 その後、私はどこかのビルの一室にいた。数人の人たちがそこにはいた。これから何かを始めようとするところのようだ。女性友達がそこに来た。私は向かいのビルでミュージシャンたちが演奏しているのが見えるよと、彼女に伝えた。彼女はそれを見て、「わたしの夫がいる」と言った。
 その後、彼女の夫という人物が入ってきた。それは老人で、男性か女性かもはっきりしない人だった。私は下らないと思い、部屋を出て、階段を下りて行く。

(連想と感想)
 一番に注目したのは、女性友達の夫という人物が登場した際の私の行動である。私はこの人物を見るのを避けている。男性か女性かも分からないという、かなり得体の知れない人間が出てきたのである。ここは前回の<夢56>で、私が直視することができなかったグロテスクなものと通じるものがあるように感じられる点である。
 ところで、現実には私は彼女の元夫という人を知らない。写真でさえ見たことがない。でも、彼女の元カレは写真で見たことがある。私はその男を直視できなかったのを覚えている。見ると私の中に激しい憤りが込み上げてくるのだ。それで思い出したのが、私はその男をかなりグロテスクな人間と感じたのだ。







<夢58>「電車を降りる夢」(11月13日)
 電車の中。修学旅行生たちだろうか、たくさんの学生が電車の中を行き来している。向かいに停車中の電車にも彼らの仲間がいるようで、どちらが正しい電車であるのかなどをしきりと言い合っている。彼らが車内を走り回るので騒がしくてならなかった。座席に座っていた老人が立ち上がって、彼らを制する。最初、彼は先生なのかと思ったが、どうやら違うようだった。
 駅に着く。しかし、電車はホームには入らず、その手前で停まったようだった。降りる人は降りても良いということになっていた。近くにいた男性が、あそこから出られると教えてくれた。それは従業員用の出入口なのだろうか、線路の向こうに門があって、通りが見えている。私は彼に続いて、その門に向かった。

(未完)






<夢59>「敵軍に捕まる夢」(11月15日)
 戦争が起きている。私は反乱軍のようなものを率いている。軍隊ではなく、地下組織のようなものだった。リーダー格は私と、もう一人の男性と女性の三人である。敵軍に鎮圧されたようだった。私たちは敵側に捕まる。尋問を受けるが、穏やかな雰囲気で、彼らは私たちにとても丁寧だった。

(未完)



<夢60>「男性が行ってしまう夢」(11月24日)
 私を含めて、男女二人ずつ、四人で旅をしている。何かで対立のようなことが生じた。女性二人と私が残り、一緒に寝ている。もう一人の男性はどこかへ行ってしまったようだった。


(未完)



<夢61>「カードゲームと僧侶の夢」(12月1日)
(場面1)
 私を含めて4人で、何かカードゲームをする。各々5本のペン状のものが配布される。それがコインであり、負けたら一本ずつ取られ、手持ちが無くなった人が負けということだった。私はルールをよく知らずにやっていって、結局、僕が負けることになった。後で、ルールを説明してもらって、私はどうしてあそこでコインを取られたのかなどを、理解し始める。
(場面2)
 どこかの遍路を取材している。道端に小さな庵を造り、その中で修行している僧を見かける。私は彼にインタビューする。すると、その僧は「この菩薩を取り出してみよ」と言う。見ると、それは地面の岩に刻まれた菩薩だった。私も記者も、それは無理だと言い合っていた。

(未完)






<夢62>「火事と家族の夢」(12月6日)
(場面1)
 私は通りを歩いている。踏切を渡る。向こうの建物で火事が起きている。ビルの全体が燃えているのではなく、中間の2~3フロアーが燃えているようで、窓から煙が上がっている。私はもう少し歩いて、そのビルから十分距離を取った位置から、火事と消火活動を見ている。

(場面2)
 どこかの店か家にお邪魔になった。その向かいから一組の家族が出てくる。他の人たちが彼らを避けるので、私は一応その家族に挨拶だけしておいた。家族はどこかへ出かけるところだった。家族がいなくなると、みんな出てくる。そして、あれは家族ではないのだと説明してくれる。妻子のある男性と夫のいる女性とが、密かに一緒に生活し、子供まで産んでいるのだということだった。

(連想と感想)
 夢はもっと長いもので、私が方々を歩いているものであった。その中で、特に印象に残っているのが上記の二つの場面である。
(場面1)のビルは、20階や30階はあろうかと思うほどの高層ビルだった。その中間、それも割と下の階において火災が発生していた。焼き尽くす炎から、私は怒りを連想する。だけど、その怒りは、ビル全体を覆うほどではなく、ごく一部にて収まっているという感じを覚える。しかも、私は安全な位置から、邪魔にならない位置から、その火事と消火活動を眺めている。適度に怒りから距離が取れている上に、それを無視することなく向き合っている状況を連想する。
 最近、別れた女性友達のことを振り返っている。彼女や彼女の周囲の人に対しての怒りというものも確かにある。また、自分自身に対しての怒りもある。しかし、この怒りは全体を覆うことなく、一部において燃えているようであり、いずれ鎮火するものであることが予想される。
 この女性友達を連想してしまうのは、(場面2)がそれに続くからである。(場面2)の家族は、男女がそれぞれ配偶者を裏切ることで成り立っており、表面上の夫婦である。この様相が、私には、私と女性友達の関係を連想させる。別に浮気をするとか二股かけるとかいうことではなかったけれど、お互いの不誠実は認められるからである。この夫婦は、この子供によって結びついている。この子は厄介者になるのではないかと思う。しかし、正面上、仮面家族として成り立っている。私の周囲にいた人たちは、こういう家族と関わらないようにし、避けようとしている。私は何も知らなかったので、挨拶をする。私はそこに関わってしまっている、それも私の無知の故にということであるようだ。
 前回の、ルールを知らなかったがために負けてしまう夢と同様に、私は自分がもっと多くを知らなければならないのだと思う。







<夢63>「子供たちをかばう夢」(12月7日)
(場面1)
 校庭か公園のような場所。広い場所を使って、危険な遊びをしている一団がいる。それは鉄のボールを使う競技で、大型のバギーのような乗り物を駆使してするものだった。隅っこの方の砂場で、二人の子供が砂遊びをしている。私は子供たちの方へ寄って、ここで遊んでいると危ないから、向こうへ行こうと誘う。

(場面2)
 慣れないバイクの運転をしている。小学生くらいの子供が一列で歩いている。それもかなり長い列を成している。通学路に入ってしまったと私は思った。子供たちのすぐ脇を走るのが怖かったので、迂回路を取ろうとする。

(連想と感想)
 少し不思議な感じの夢だった。でも、子供が登場している点でとても印象に残っている。私の夢では、あまり子供が登場することがなく、珍しいことである。
 二つの場面で登場する子供たちは、いずれも小学生くらいであった。(場面1)の二人は男の子と女の子だったように思うが、二人とも女の子だったかもしれない。この辺りははっきりしない。夢の中では、この子たちよりも、危険な遊びをしている連中から目が離せなかった感じである。
 子供を危険な目に遭わせないようにしようという点で、両場面は一致する感じがしている。(場面1)では、危険な競技をしている一団が危ないのであり、(場面2)では慣れないバイクを運転している私が危険だということの差があるが、子供を危険に曝さないように、子供を危険から遠ざけようとしようという私の感情は一緒である。私と子供との関係に差は見られないように思う。
 この子供たちは隅の方へ追いやられている。すぐ近くにこの子たちにとって危険なことがあるが、子供たちはそれに気づいていない。彼らよりも先に私が気づいて、手を打とうとしている。危険な方を注意するのではなく、子供たちの方を危険から遠ざけようとしている。







<夢64>「話しかけてきた女の子の夢」(12月9日)
 昔、よく通った居酒屋。久しぶりに入ろうと思う。入ったけれど、お酒は呑まないと言うと、店の人がそれじゃ飲むものがないと言う。お湯かお茶か分からないけれど、彼らの出してくれたものを呑む。
 その後、私は独りで歩く。自転車に乗った女の子が私の傍に寄ってくる。その子は私に話しかけてくる。その子はCMに出演していると話す。それで見たことがあるのかと私は納得する。今夜、コメディ番組に出るから見てと頼むので、私は見るよと答え、約束する。すると、この子は自転車を駆って、先へ行ってしまった。

(未完)



<夢65>「Aさんと過ごす夢」(12月19日)
(場面1)
 私は何かで取材を受け、その取材のことで話を窺いたいと、一人の女性が私に近づいた。私はトイレで用を足していたのであるが、彼女は私のすぐ傍まで来て、そういう交渉をするのだった。私はその女性がもしかすると知人のAさんではないかと思ったが、案の定だった。
 それから私たちは食堂のような場所に行く。Aさんに色々話す。すぐ後ろにいた初老の男性が「その件なら私も詳しいから教えてあげよう」とAさんに声を掛ける。Aさんはその男性の席へと移る。私はもう用が済んだものと思って、一人、食堂から出る。しかし、気になることもあって、どうしようかと思うが、時間がちょうど良かった。私は食堂へ引返し、Aさんに「もう1時やで、昼休みは終わりや、早く職場に戻ろう」と声を掛けた。Aさんはその男性に押し倒されていた。服も半分脱がされていた。

(場面2)
 その後、私たちは施設のような場所にいる。私たちが行かなければならない場所は高い所にあって、私は坂道を歩いて登る。Aさんともう一人の女性は自転車で行く。彼女たちは私が道を間違えていることを教えてくれる。私が歩いている道は、途中の建物までしか続いていなくて、それよりも上の建物に行くには、迂回するように続いている道を取らなければならなかったのだ。私は正しいルートを取る。
 建物に入る。マンションの一棟といった感じだった。廊下に出る。部屋から人が出てくる。なぜかみんな高校時代の知り合いであった。後輩を見つけ、声を掛ける。「先輩、覚えていたん?」と後輩が言うので、私は「君が最初の後輩だったから僕はよく覚えているよ」というようなことを言った。
 その後、私たちは民宿の大広間のような部屋で集まった。顧問の先生方も含め、男性も女性30人くらいはいただろうか、全員で輪になって座る。自己紹介をしていこうということになって、私がトップバッターだった。何でもこの中では私が主将役だったようだ。私は自分の名前だけを語る。「それだけ?」と訊かれたので、「全員が自己紹介できなければならないから、僕があまり時間を取りすぎてはいけないから」と弁明した。
 銘々が紹介していく。S君(小中学校時代の友達)は声が出せなかった。O君(高校時代に短期間だけ同じ部活に所属した人)は医師の息子で、医師として跡を継いでいるので、我々にはとても有益だというようなことを顧問が話す。

(場面3)
 私とAさんだけになる。二人で別の集まりに参加する。そこでは、有名な心理学の先生の講義があったのだけれど、その先生の口がチャックになっているのである。私はあのチャックはほんまもんか気になって仕方がなかった。
 それからAさんと二人で外に出て、ライトバンのような車に乗り込む。道中、お互いに変わったねとかいうようなことを言い合う。私は、彼女は以前はもっと大人しかったのに、今ではよく喋るねということを伝えたし、彼女の方も僕が以前よりも痩せたとか頼りになるとかいうことを言ってくれた。
 車は私たちの宿舎(基地?)に到着する。裏口の方に車をつける。既に銃撃戦が始まっていた。表側のベルが鳴る。誰も行かないので私が行く。車を出て、少し歩くと、弾丸が飛び交っているので、引き返す。車の中で「これは外に出ない方がいい。車の中にいた方が安全だ」とAさんに伝える。

(未完)