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2017年12月23日 土曜日

12月23日:体験を語る (#0991)

12月23日(土):体験を語る

 朝早く起きた。サイト原稿を三本ほど書く。下書きの段階だけど、書く。
 それから準備をして出勤ということになった。午前中、ヤバいことに、何度も睡魔に襲われる。

 午前の予定をこなして、これから昼休みという時に、午後の一枠目のクライアントが変更となった。これ幸いと、長めの昼休みを取る。いや、長めの昼休みどころか、これで午後からは全滅となったのだ。風邪が流行っているのだろうか。
 昼食を取る。何か物足りない。タバコを買うついでに、何かおやつを買いに出る。普段、あまり食することのないスナック菓子を買って食べる。チョコ菓子やクッキーのようなものでもよかったのだけど、何かサクサク感が欲しかった。
 満腹して、少し横になる。空しい気持ちがこみ上げてきた。仕事をしに来ているのに、変更やキャンセルが生じるのは仕方がないとしても、空き時間にぼんやりしているのがもったいないような気持ちになってきた。
 最近、旅館で宴会が無断キャンセルされたという話をある人から聞いた。30人くらいの予約が入って、旅館側は食材を仕入れ、調理をして、その人たちを待つばかりとなったが、その団体は現れなかったという。いたずらだったんだと僕は思う。簡単に予約が取れるとそういうことになるのだと僕は思う。
 そのエピソードが思い出されていた。今の僕はその旅館の人たちと同じような気持ちだと感じた。もっとも、僕の方はいたずらでキャンセルされたわけではないけど。
 何か活動をしよう。そう思い立ち、勉強をし、原稿を書く。まあ、いつもと変わらない活動ではあるが、何かをやっていると、何かが前に進むものだ。

 夜は喫茶店に入って、勉強の続きをする。午後から読み始めた本が200ページほど読み進み、もう一冊も50ページほど読んだ。帰りの電車でも読み続ける。
 電車もいいが、待ち時間が辛い。どこにいても寒いのだ。そういう時はとにかく本を読んで意識を他に向けていることだ。

 帰宅する。真っ直ぐに自室にこもり、マカロニウエスタンを観る。
 今号の「荒野のドラゴン」を見る。僕はこの映画の存在は知っていた。古いキネマ旬報の世界映画記録集で知っていた。てっきりカンフー映画だと思っていたが、マカロニウエスタンでもあったのだ。主人公が日本人であることは初めて知った。キネ旬では悪役が日本人と書かれていたが、二人とも日本人だったわけだ。
 この映画、日本でも封切られたし、ヨーロッパでは割とヒットしたそうだ。まあ、悪くはない。イタリアでカンフー映画を作るとこういう感じになるのだと、発見するところも多々ある。カンフー+残酷描写、チョイとスプラッター、そんな感じである。
 主役の早川明心は空手の師匠で俳優ではないのだけど、なかなかきちんと演技をしている。その分、脇が固められている。悪役のボスを演じるピエロ・ルリ、悪役に雇われた殺し屋の面々、ロバート・ハンダー、ゴードン・ミッチェル、ジャコモ・ロッシ・スチュアート、さらに僕の好きなクラウス・キンスキーと、豪華な顔ぶれである。
 面白かった。最後まで見て、もう一度、いくつかのシーンを再視聴した。アクションもいいが、悪役たちが皆いい顔をしているなと感じる。

 ダラダラと書いた。いい加減に目が疲れてきた。今日は一日中、目を酷使してきたような気がする。ここらで休めよう。
 思考の抽象化と呼ばれる現象がある。精神病者は自己の体験を語れなくなり、彼にしか理解されない思考が前面に出てくることだ。自分の体験していることが語れるか語れないかが、病者であるか健康者であるかを区別するキーポイントになると僕は思う。
 実際、今来られている方の中にそういう人がいる。この人が自分の体験を語れる人であるのかどうか、今のところ、はっきりしないのだ。この人がどこかはぐらかすのである。おそらく精神病レベルのところなのだけど、際どい感じがしている。体験を語ることができるかどうか、もうしばらくお会いして、確認していかないと、判断がつかない。
 まあ、その人のことは脇へ置いておいて、僕自身に戻ろう。僕が今日一日の自分の経験を語ることができるなら、一応、体験する自己、それを語る自己がしっかりしているということだ。読み手には退屈な文章であっても、僕には健康チェックにもなる。誰にも理解できない思想だけを展開するようになったら、僕もお終いだ。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)



投稿者 高槻カウンセリングセンター

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