blog2

2017年1月23日 月曜日

1月23日:テレビCMより

1月23日(月):テレビCMより

 この一週間から十日ほど、けっこう忙しい日が続いた。ブログも怠っている。それでも今日は<Q&A>ページにて、Q021~Q030までを公開した。そろそろ、このQ&Aも面白くなくなってきた。取りあえず、今月準備した10問は、十分に完成したとは言えないけど、公開しておくことにした。気に入らない部分は今後手直ししていくかもしれない。
 いろんなことを後回しにしている。金曜日に出版社さんから留守番電話が入っていたのを思い出した。金曜日は時間がなかったので、さらに土日が続くので、月曜日に電話しようと考えていたのだった。出版のこととか、今は時間を割けそうにない。

 さて、何を書こう。
 そうそう、最近気になっているテレビCMがある。別にこれは言っても大丈夫だと思うけど、auさんのCMだ。昔話の主人公たちが登場するCMで、実は、僕はあまり好きではなかったのだ。今回、ちょっと気になるところがあったので書いて残しておこう。
 CMはこうだ。3人が揃っている。浦島太郎さんが木から落ちるリンゴをみて、どうしてかな、地球が引っ張ってるのかなと疑問を呈する。感激した金太郎さんが、「君、学校へ行かないか」と持ちかける。それだけのCMである。
 木から落ちるリンゴを見てという部分は、ニュートンに逸話である。実際にそういうエピソードがあったかなかったか不明だけど、ニュートンによって物理学は始動したのである。
 では、ニュートン以前に物理学は存在していなかったかと言うと、そうではないと僕は思う。確かに学問としての物理学は誕生していなかったかもしれない。それでも、いわば「素人物理学者」の人たちがたくさんいただろうと思う。「素人物理学者」たちは、それぞれ自分の「物理学」を述べていたと思う。そういう時代があったと僕は確信している。どの学問も、その学問が成立する以前に始まっているものである。
 しかし、一旦、学問として成立し、その学問が成長・発展し、専門化していくと、「素人学者」は姿を消すのである。物理学現象に対して、もはや「素人物理学者」は存在しないのである。その代わり、人々は専門の「玄人物理学者」に教えを請うようになるのだ。
 哲学には「哲学以前の哲学」があり、心理学には「心理学以前の心理学」がある。両学問も、学問として成長・発展してきたし、専門化してきた。それなのに、「素人哲学者」や「素人心理学者」は健在なのである。正直言って、僕も自分のことをどこまで「玄人」と呼べるのか定かではないのだけど、けっこう多くの人が自分なりの「心理学」を持っていたりする。人はみな「素人心理学者」であり「素人哲学者」である。
 こうした「素人学者」が学問の発展に寄与することも少なくない。そういう意味では「素人学者」の存在は重要である。ただ、困ったこともある。具体的な例を挙げることは控えるけど、学問が人を攻撃する手段になったりするのである。僕もそこは気をつけるようにしているのだが、他の人たちを見ていると、僕なんかはましな方だとも思えてくる。
「素人学者」は「玄人学者」から見ると間違っている点なんかもよくあるものである。ある意味では、「玄人学者」の方が素人っぽかったりする。「玄人学者」ほど誤りを修正していくものだと僕は思う。

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)



投稿者 高槻カウンセリングセンター

カテゴリ一覧

カレンダー

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

月別アーカイブ